喜劇

1933年生まれの沖縄喜劇の女王仲田幸子は、80歳を過ぎた今でも現役で座長を務める、沖縄を代表するスーパーオバァの一人です。そんな仲田幸子のすごさは、こんなところにあります。

芸暦70年を超える喜劇の女王・仲田幸子

仲田幸子が、芝居の魅力に始めて触れたのは、幼少期のころだったといいます。祖母に連れられて見に行った芝居をみて、その魅力に引き込まれてしまった彼女は、それからすぐに芝居の勉強を始めたといいます。

とはいえ、その芝居に打ち込む日々も、戦争という時代の波によって、一時中断。

戦後、徐々に劇団が旗揚げをはじめるのを目にし、芝居の情熱が再びわきあがってきた仲田幸子は、15歳で、南月舞劇団に入団。再び厳しい劇団の世界へと、歩んでいくことになります。

喜劇女優としての分岐点

最初から喜劇の女王を目指していたわけではなかったという仲田幸子。

入団したその年には舞台女優としてデビューし、一生懸命舞台で演じる日々が続く中で、ある日、座長から喜劇が向いているのではないかというアドバイスをもらったのだそうです。

当時の沖縄の芸能といえば、伝統芸能が基本で、まだまだ喜劇という文化はなかったのだそうですが、戦後の混乱の中、人々の間で笑いが求められているという意識が、彼女の中でもあったのだといいます。

これが、現在芸暦70年を超える喜劇の女王・仲田幸子の出発の時だったといいます。

仲田幸子が座長勤める劇団でいご座

仲田幸子は、15歳で入団した南月舞劇団で役者であり脚本家でもあった仲田龍太郎と結婚。彼との結婚によって、劇団でいご座の前身となる「仲田龍太郎一行」を立ち上げたといいます。

その後、劇団でいご座を設立すると、座長を仲田幸子がつとめ、夫である仲田龍太郎は、役者・脚本・演出として一座を支えるようになります。

仲田龍太郎脚本の代表作

劇団でいご座でも、脚本・演出を担当していた仲田幸子の夫である仲田龍太郎は、現代人情歌劇にいくつもの代表作があります。

現在でも劇団でいご座で上演される代表作を2つ、紹介しておきましょう。

「荷車の唄」

幼いころ、交通事故で母親を亡くしてしまった主人公の正夫は、荷車を引いて生計を立てる父親と、心優しい継母と暮らすようになります。

大酒のみで家庭を一向に顧みない父親と、精一杯の愛情を注いでくれる継母との暮らしを続けた正夫ですが、中学生になると、誰も手がつけられないような不良少年になってしまいます。やさしい継母に対しても強く反抗し、ついには、家を出て行ってしまった正夫のその後とは…。

新聞少年

五人兄弟の末の妹が病にふせっているという少年。彼は、新聞配達をしながら、家計を支えていました。でも、病気ではない少年の三人の兄姉は、彼とは違い遊んでばかりの生活でした。

そんな自分勝手な兄姉と病気の妹を抱えつつも、必死に新聞配達を続ける少年のもとに、ハワイで事業を失敗した上に大怪我を負ってしまった末の弟がやってきます。
相変わらず、自分の特にならないことに興味を示さない兄姉たちですが、困窮しきっているはずの新聞配達の少年だけが、そんな末の弟に手を差し伸べます。

喜劇の女王・仲田幸子に会える場所

今尚現役を続けている喜劇の女王・仲田幸子に直接会いたいなら、おすすめの場所があります。

母の日公演

いまだに沖縄の幅広い年齢層に熱烈なファンを持つ仲田幸子は、母の日になると、座長を務める劇団でいご座が母の日特別講演を行うのが恒例です。

チケット販売の時期になると、こまめにチェックするコアなファンも多いのですが、母の日のプレゼントとしてチケットを購入する人も多いのが、仲田幸子の母の日特別公演。

ちなみにこの公演は、ちょっと奮発したいときに選ぶ、地元ならではの母の日プレゼントでもあります。

2017年敬老の日公演

なんと、2017年に85歳となる仲田幸子。その85歳記念公園として、2017年9月18日の敬老の日に、「喜劇の女王仲田幸子一行 敬老の日公演2017」が行われます。

出演するのは、座長であり喜劇の女王である仲田幸子はもちろんのこと、劇団でいご座の主力メンバーである譜久原明や仲田まさえのほか、特別ゲストに、県立芸大OBや男性舞踏家なども登場!

定番のお笑い劇「幸子のお笑い劇」のほか、現代版人情歌劇「西部門節」も上演されます。

喜劇の女王仲田幸子一行 敬老の日公演2017

  • 開催日時:2017年9月18日(月・祝)
  • 開場:13時30分
  • 開演:14時00分
  • 場所:沖縄市民会館大ホール
  • チケット一般販売:20017年7月15日(土)10:00~

仲田幸子芸能館

那覇市には、仲田幸子率いる劇団が毎日民謡や舞踏などのステージを行っている場所があります。もちろん、オーナーが仲田幸子ですから、お笑いもあり、歌あり、沖縄空手ありと沖縄芸能満載のステージです。

しかも、こちらでは、ステージを見ながら沖縄料理や泡盛を楽しむこともできるとあって、観光客にも人気のスポットになっています。

  • 住所:沖縄県那覇市松山2丁目10-2
  • 電話:098-863-3954
  • 営業時間:20:00~翌2:00
  • 休業:日曜不定
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