定年を機に沖縄に移住をしたいと考えている人が多いです。でも実際に移住を決断する人は希望者のほんの一部です。その一つが「お金の問題」です。では沖縄に移住するには一体どれだけの金が必要なのでしょうか?

沖縄移住は「プチ海外移住」と考えた方がイメージはしやすい

沖縄は日本の一部です。ですから「沖縄へ移住」というと「自然豊かな田舎暮らし」の延長線上で考える人が多いです。でもこれは大きな間違いです。

そもそも沖縄は陸路で本土とつながっていません。全国ニュースのテレビ予報を見てもわかるように、沖縄県の表示は画面の一部分にポコッと表示されていますよね?つまり沖縄は日本の一部なのですがとても遠い位置にあるのです。

では「海外移住」と「沖縄移住」ではどんな違いがあるのでしょうか?この2つは大きな違いもありますが、実は共通点もあります。

まず一つは「言葉の違い」です。沖縄の方言は独特ですが、基本的に日本語で会話が通じます。その点でいえば海外移住とは違い、沖縄移住は「言葉が原因でコミュニケーションが取れない」という不便さはありません。

では物価はどうでしょうか?

物価に関していえば日本は1か月の生活費が約22万円かかるといわれています。日本人に人気があるハワイの場合は約18万円ですから、日本と比べるとやや控えめな印象です。さらに物価が安い東南アジアの人気都市・マレーシアの場合、1か月の生活費の目安が約8万円です。こうしてみると日本の生活費のおよそ3分の1で生活できますから、かなりお得感があります。

では沖縄ではどうなのでしょうか?

沖縄の物価は思っているほど安くありません。家賃も都心部になればそれなりに高いですし、土地を買うにしても移住希望者が多いため地方でもかなりの値が張ります。ですから生活費を抑えるにしても、住宅にかかる費用をどのようにするのかによってかなり変わってきます。

ただし移住してしまえば本土への移動は全て飛行機になります。ですから面倒な親戚付き合いも沖縄移住を理由にある程度自粛することはできます。冠婚葬祭などどうしても出席しなければいけない場合もありますが、海外よりは近いですので負担はある程度抑えられます。この点は沖縄と海外の違いでもあり、沖縄移住のメリットでもあります。

医療においては、あなたの考え次第でデメリットが大きいと感じるかもしれません。医療体制においてはかなり充実しています。アメリカの統治下に長くあったことも影響して沖縄の救急医療体制はER体制がありますので、いざとなった時に病院をたらいまわしにされることがありません。

もちろん保険は日本の健康保険が適用されますし、公的扶助制度もしっかりしていますので医療費が高額になった時でも安心です。この点は海外移住よりも沖縄移住の方がメリットはあります。

総合的に考えてみると、沖縄移住は「プチ海外移住」と同じイメージで考えると良いといえます。

日本の田舎暮らしとも海外移住とも違いますが、それぞれのメリットの一部が沖縄移住と共通しています。ですから移住生活のイメージをする時も、「言葉の通じる海外で日本の田舎暮らしをする」と考えてみるとイメージがしやすくなるはずです。

定年後に沖縄移住するなら予備費として1000万円は確保しておこう

定年退職

老後の資金としてどの程度の貯蓄を準備するかについては、「沖縄でどのような移住生活を望むのか」によっても変わります。

でも「本土と陸路でつながっていないこと」や「高度の医療設備がない(いざという時に最先端の医療治療を受けたい場合は対応できない)」環境にある沖縄では、老後の資金とは別に予備費として1000万円は準備しておく必要があります。

まとまった貯蓄が合えるなら軍用地で投資がおすすめ

沖縄には軍用地ビジネスがあります。軍用地は一般的な資産投資よりもリスクが低く、やり方次第ではかなりの利益が得られます。

ただし軍用地ビジネスは昔から沖縄では人気のある投資ビジネスなので、人気が高いというのも事実です。利益が見込める軍用地は売りに出されてもすぐに買い手がつきますし、金額もかなり高いです。その上沖縄独特の投資ビジネスなので、移住者サイドにはあまりこの情報が出回りません。

さらに沖縄移住者を狙う悪徳業者もいます。こうした業者に引っかかると、老後の資産ごと全て奪われてしまうこともあります。手堅い資産運用ではありますが沖縄特有のビジネスでもありますので、軍用地ビジネスにチャレンジする場合には事前にきちんと情報収集をしておくことがポイントです。

沖縄移住失敗の落とし穴はあなたの心構えにある

沖縄移住は老後の貯蓄と年金があれば基本的には叶います。もちろんゆとりのある暮らしをしたいのであれば、老後の資金とは別に予備費を準備しておくと安心です。

でも実際の沖縄の移住では、お金の問題よりも心構えに問題があって失敗する人が多いです。沖縄は日本の一部ですが、最初にも話した通り「プチ海外」と考えるべきなのです。地方に行けば言葉も文化も全く違いますし、地元住民の価値観や考え方も地域によってそれぞれ違います。

そのことに対して真っ向から張り合っていくようでは絶対に移住生活は成功しません。大げさではなく「海外に住む」という気持ちで向き合っていくくらいが、沖縄で移住するにはちょうどよいのです。

自分から心に鎧をつけて生活しても、沖縄での暮らしはちっとも楽しくありません。それどころか確実に失敗します。本当に沖縄移住を成功させたいのであれば、まずはあなた自身の心構えを変えることがお金の心配をするよりもずっと大事なのです。

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