子連れで沖縄移住となれば、住む地域を選ぶときに「子育てがしやすい」という条件も加えておきたいですよね?そこで実際に子育てをしながら沖縄移住生活を続けている私の独自目線でおすすめの街を紹介します。

のんびりと自然に囲まれた暮らしを体験させたいなら南城市

ニライカナイ橋

沖縄の自然が間近に感じられる環境で子供の子育てをしたいと考えているのであれば、南城市がおすすめです。南城市は2006年に佐敷町、知念村、玉城村、大里村が合併したことによって誕生した街です。沖縄県内にある市の中では最も人口が少ない街で、豊かな自然だけでなく世界遺産に登録されている斎場御嶽をはじめとする歴史上価値の高い史跡も多いのが特徴です。

ただ南城市といっても地域によって特色が違います。例えば旧佐敷町や旧大里村は那覇市内へ車で30分圏内ですので、通勤をするにしても比較的便利です。これに対して旧玉城村となると那覇市内からの距離はかなり遠いです。ただ全体的に海岸線に沿って集落が出来ているので、都会的な雰囲気というよりも静かな田舎の風景といった印象です。

犯罪発生率は低く、空き巣などの犯罪はほとんど見られません。また集落内での結束力が強いので、子育ても地域全体で関わるという考え方が根強くあります。ですから長く住み続けるのにもおすすめのエリアですし、子育てをするにしても周りからのサポートが受けやすいというエリアでもあります。

ただし高校進学となると市内に一校しか高校がありません。県立知念高校になるのですが、その一校しか高校がないため市内に住むほとんどの高校生が知念高校に通います。偏差値の高い高校や商業高校や農業・工業高校、私立高校に進学する場合は、市外の高校に進学することになるのでほとんどの場合親が学校への送り迎えをしています。

もちろん路線バスなどで通学することもできますが、地域によってはほとんどバスが通らないこともあります。特に通勤通学のラッシュ時や帰宅時間のピークを過ぎると一時間に1本しか通らなくなる場所もあります。そのため学校の部活に参加する場合は「親の送迎がある(サポート体制が取れる)」ということが前提条件になります。

そのため南城市は子育て環境としては最高におすすめのエリアなのですが、子供の進学を考える時期には新たな悩みが出て来る可能性があるということを覚悟しておきましょう。

都心部で子育てをしたいならおすすめは浦添市

子供が小さいうちは周りの環境だけを考えて住む場所を決めるのも良いですが、子供の進学について考えるとやはり都心に近い場所に住んでいる方が安心する人も多いはずです。

私自身も子供の小学校選びをする時、沖縄県の学力が全国レベルと比べても低いことがとても気になりました。そのため「将来子供が進学を考える時に、地域が理由で行きたい学校に通うことが出来ないことがないようにしたい」というのが住まい探しの一番の課題でした。結果的に子供の生活環境を変えずに将来の選択肢を広くもたせることが出来る那覇市を選びましたが、今思えば「浦添市にしておけばよかった」というのが本音です。

浦添市は那覇市に隣接しているため、都心のベッドタウンとしても人気があります。通勤ラッシュの時間帯をずらせば、浦添市内から那覇市中心部まで車で15分です。しかもファミリー向けの賃貸住宅が多いので、間取りも2DK~3LDKが多いです。家賃は那覇市内とあまり変わりませんが、駐車場付きの物件がほとんどなのが那覇市内とは違う点です。そのため実際の家賃で考えると、同じ間取りでも家賃が安いのが浦添市です。

子供も成長し思春期を迎える時期になれば個室を欲しがるようになります。子供が小さいうちは暮らしも街もコンパクトでオシャレなお店が多い那覇市内の方が魅力的なのですが、子供が大きくなり住環境の見直しをしていくようになると那覇市内よりも浦添市の方が暮らしやすさを感じます。

また犯罪発生率も那覇市より浦添市の方が低いです。浦添市は閑静な住宅街ですが地域パトロールなどが頻繁に行われている地域が多いので、子供が一人で学校から歩いて帰っても犯罪に巻き込まれるという危険は感じません。また観光客が多く訪れるエリアではないので、賃貸マンションやアパートで民宿をしていることもあまりありません。

この点に関していえば、正直言って那覇市内は無法地帯…。特に我が家は那覇市内でも中心地区に住んでいるので、マンションやアパートから大きなスーツケースを抱えて出て来る観光客の姿をほぼ毎日見かけます。

また昼間から酔っぱらって子供たちが遊ぶ公園で大騒ぎしていることもありますし、夜中にパトカーの音で目が覚めることもよくあります。こうした環境で子供自身が不安を感じることもありますし、保護者としても「登下校中に子供が犯罪に巻き込まれる危険があるのでは?」という不安があります。

ちなみに私は結婚前に数年間浦添市内で暮らしたことがあるのですが、今住んでいる那覇市で抱える不安を浦添市内で感じることはほとんどありませんでした。ただ当時は独身でしたので、周りに遊ぶところがほとんどないことに不満はありました。今思えばそんな環境だからこそ、浦添市は子育てにはピッタリのエリアなのだと思うのでしょう。

子育てメインで移住をするなら子供の将来のことまでしっかり考えて選ぼう

子育てをメインに沖縄移住先を考えるのであれば、近い将来の子供の未来を考えるのではなく高校や大学への進学なども視野に入れて選ぶのがおすすめです。

家族での移住となれば「気に入らなかったからすぐに引っ越す」ということもなかなかできません。「いずれは引っ越しをするかも…」という条件はつくものの、基本的には長く住み続けることを前提に家を探すのが移住生活では大切なことです。

沖縄に移住して子育てをすれば、子供にとっての故郷は沖縄になります。だから暮らしの中の思い出が一生の宝物になるような場所を選ぶことが、「沖縄移住の先輩」としての私から言える移住成功のための秘訣です。

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